ゲームやスマホを5時間以上?小学生の運動時間とスクリーンタイムを全国データで見てみました
子どもが画面を見ている時間について、「ちょっと長いかな?」と感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。
スポーツ庁の全国調査を見ると、小学生の運動時間とスクリーンタイムには興味深い関係がみられます。 今回は全国の小学5年生のデータから見てみます。
そもそも「スクリーンタイム」とは?
今回紹介するスポーツ庁の調査では、学校での学習以外に、テレビやDVD、ゲーム機、スマートフォン、タブレット、パソコンなどの画面を見る時間を「スクリーンタイム」として調査しています。
ゲームだけを調べた数字ではなく、YouTubeなどの動画視聴やスマートフォンを見る時間なども含まれています。
運動をしていない男子の約3割が「1日5時間以上」
令和7年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」では、小学5年生について、体育の授業以外の1週間の総運動時間とスクリーンタイムの関係が分析されています。
小学5年生男子では、1週間に420分以上運動している児童のうち、スクリーンタイムが1日5時間以上だった割合は13.6%でした。
一方で、1週間の運動時間が0分だった児童では、その割合が31.1%まで高くなっています。
女子でも同じような傾向がみられます
同じ傾向は女子にもみられます。
1週間に420分以上運動している小学5年生女子では、1日5時間以上のスクリーンタイムの割合は11.1%でした。
一方、1週間の運動時間が0分の女子では22.4%となっています。
| 小学5年生 | 週420分以上運動 | 運動時間0分 |
|---|---|---|
| 男子 | 13.6% | 31.1% |
| 女子 | 11.1% | 22.4% |
スポーツ庁も、運動時間が少ない児童生徒ほどスクリーンタイムが長い傾向があると整理しています。
「ゲームをすると運動しなくなる」とは限りません
ただし、このデータを見るときに注意したいことがあります。
この結果だけから、 「ゲームやスマートフォンを長時間使うから、運動しなくなる」 と断定することはできません。
スクリーンタイムが運動時間を減らしている可能性もあれば、もともと運動をする機会が少ないため、その時間をゲームや動画視聴に使っている可能性もあります。
大切なのは「ゲームは悪い」「スマホは禁止」と考えることではなく、子どもの1日の過ごし方全体を見ることではないでしょうか。
スポーツ庁も「生活習慣は関連し合っている」と指摘
今回の調査では、運動だけでなく、スクリーンタイム、朝食、睡眠などの生活習慣についても分析されています。
スポーツ庁は、こうした運動習慣や生活習慣に関する要因はそれぞれが関連し合っているとしています。
つまり、「ゲームを1時間減らせばそれでOK」という単純な話ではありません。
- 学校以外で体を動かす時間はあるか
- ゲームや動画を見る時間が長くなりすぎていないか
- 十分な睡眠時間を確保できているか
- 朝食を含めて生活リズムが整っているか
- 子ども自身が楽しめる運動があるか
「ゲームの時間を減らす」より「運動する予定をつくる」
子どもに「ゲームをやめなさい」と言い続けるのは、親にとっても大変です。
そこで一つの考え方として、ゲームの時間だけを減らそうとするのではなく、先に体を動かす予定を生活の中につくる方法があります。
友達と公園で遊ぶ、自転車に乗る、家族で出かけることも立派な運動です。
そして、スポーツクラブに入ることも選択肢の一つです。
例えば毎週土曜日にサッカー、日曜日にバレーボールという予定があれば、その時間は自然とゲームやスマートフォンから離れて体を動かす時間になります。
何より大切なのは、子ども自身が「またやりたい」と思える運動を見つけることではないでしょうか。
全国の小学5年生のデータを見ると、運動時間が少ない子ほど長時間のスクリーンタイムの割合が高い傾向があります。
ゲームも楽しみながら、同じように体を動かす時間も生活の中につくっていく。そんなバランスを家族で考えてみることが大切なのかもしれません。
子どもが楽しめるスポーツを探してみませんか?
ブイボでは、福岡市7区・糸島市で活動している小学生向けスポーツクラブを紹介しています。
バレーボール、野球・ソフトボール、サッカー、バスケットボールなど、地域や競技からクラブを探すことができます。
対象:全国の小学5年生等
※スクリーンタイムは、学校での学習以外にテレビ、ゲーム機、スマートフォン、パソコン等の画面を見る時間。
スポーツ庁「令和7年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を見る

