大谷翔平選手が全国の小学校にグローブを贈った理由から考える、子どもがスポーツを始める“きっかけ”
その数は約6万個。全国およそ2万校の小学校に、子ども用のグローブが届けられました。
世界で活躍する大谷選手が子どもたちに届けたのは、単なる野球道具だけではなく、「一度やってみるきっかけ」だったのかもしれません。
今回はこのエピソードから、小学生がスポーツを始める「最初の一歩」について考えてみます。
全国約2万校へ、約6万個のグローブ
大谷翔平選手は2023年、日本全国の小学校にジュニア用の野球グローブを寄贈することを発表しました。
MLB公式でも、大谷選手がこの寄贈を通じて、より多くの子どもたちに野球へ興味を持ってもらうことを願っていると紹介されています。
一つの小学校に届くグローブは決して大量ではありません。
でも、学校にグローブが一つあることで、それまで野球に興味がなかった子が、
- 初めてグローブを手にはめてみる
- 友達とキャッチボールをしてみる
- ボールを投げてみる
- 野球って面白いかもしれないと思う
そんな小さな経験が生まれるかもしれません。
子どもがスポーツを始める理由は、意外と単純
大人は子どものスポーツを考えるとき、
- この子にはどの競技が向いているだろう
- 運動神経はいいだろうか
- 長く続けられるだろうか
- 強いチームに入った方がいいだろうか
- 将来につながるだろうか
と、いろいろ考えてしまいます。
でも、子どもがスポーツを始める理由はもっと単純なこともあります。
大谷選手のグローブも、そんな「最初のきっかけ」を全国の子どもたちにつくるものだったのではないでしょうか。
大谷選手自身も、子どもの頃はいろいろな運動に触れていた
大谷選手は野球だけに囲まれて育ったわけではありません。
MLB公式のインタビューなどでは、大谷選手の母親がバドミントン選手だったことが紹介されています。
大谷選手自身も幼い頃、母親のバドミントンの練習について行き、ラケットなどの道具で遊んでいたそうです。
また、さまざまなスポーツや遊びをしていたことで、体の動かし方やコントロールを覚えていったという趣旨の話も紹介されています。
「向いているか」を考える前に「やってみたいか」
小学生はまだ成長の途中です。
今は足が速くなくても、これから速くなるかもしれません。
今はボールを上手に投げられなくても、繰り返すうちにできるようになるかもしれません。
だからこそ、小学生のスポーツ選びでは、
- 子どもが興味を持っているか
- 一度やってみたいと思っているか
- 体験して「楽しかった」と感じるか
- また行きたいと思えるか
そんな気持ちを大切にしてもいいのではないでしょうか。
体験に行ったからといって、入部しなくてもいい
保護者にとって意外と大きなハードルになるのが、
「体験に行ったら、入らないといけないのでは?」
という心配です。
でも本来、体験はそのスポーツやクラブが子どもに合うかを確認するためのものです。
一度バレーボールを体験して、その次はサッカー。次はバスケットボール。
いくつか見てから決めてもいいと思います。
それどころか、「今はスポーツクラブには入らない」という結論になっても問題ありません。
大切なのは「スポーツとの最初の出会い」
大谷翔平選手のようなプロ野球選手になる子どもは、ごく一部です。
でも、スポーツをする意味はプロになることだけではありません。
- 初めてボールを捕れた
- 初めてサーブが入った
- 初めてシュートが決まった
- 初めて試合に出た
- 新しい友達ができた
こうした一つひとつの経験も、子どもにとって大切なものです。
最初から上手である必要もありません。
最初から一つの競技に決める必要もありません。
まずは「ちょっとやってみたい」と思ったスポーツに触れてみる。
それがスポーツとの一番自然な出会いなのかもしれません。
そこから生まれるのは、未来のプロ野球選手だけではありません。
初めてグローブを触る子、初めてキャッチボールをする子、「野球って楽しい」と思う子。
子どものスポーツは、才能や適性を考える前に、まず一度「やってみる」ことから始まります。
子どもが興味を持ったスポーツがあれば、まずは近くのクラブをのぞいてみてはいかがでしょうか。
「やってみたい」が見つかるクラブを探そう
ブイボでは、福岡市7区・糸島市で活動している小学生向けスポーツクラブを紹介しています。
野球・ソフトボール、サッカー、バスケットボール、バレーボールなど、地域や競技からクラブを探すことができます。
・MLB.com「Shohei Ohtani donates gloves to Japanese elementary schools」
・MLB.com 大谷翔平選手インタビュー・Mother's Day特集
大谷翔平選手のグローブ寄贈に関するMLB公式記事を見る


