子どもにスポーツをさせたい。でも親が大変?データで見る「保護者の負担」

「子どもには何かスポーツをしてほしい」

そう思っていても、実際にクラブや教室を探し始めると、保護者にはいろいろな心配が出てきます。

送迎は必要? 当番はどのくらいある? 土日は毎週試合? 費用は?

実は、こうした保護者側の負担が、子どもがスポーツを始める際の壁になっていることが調査からも見えてきます。

スポーツをしない理由の上位に「親の負担」

笹川スポーツ財団では、小学生のスポーツ活動と保護者の関わりについて調査しています。

2017年に公表された調査で、スポーツ活動をしていない小学1年生について、その理由を保護者に尋ねたところ、次のような結果となりました。

送迎や付き添いの
負担が大きい
55.6
保護者の係や当番の
負担が大きい
53.1
通いやすい場所に
クラブや教室がない
51.9

いずれも半数を超えています。

子どもが「やりたくない」だけが理由ではない
子ども自身の興味や運動の得意・不得意だけではなく、送迎や当番、活動場所といった家庭側の条件も、スポーツを始められるかどうかに関係していることがわかります。

実際に始めてからも、送迎の負担は大きい

この問題は、スポーツを始める前だけではありません。

2021年に行われた同財団の調査では、スポーツ活動をしている小学生の家庭で、「子どもの送迎」をしている割合は、

母親 89.2
父親 56.4

となっています。

また、同調査では、指導者や保護者の送迎、食事・飲み物の準備、試合会場での観戦場所の確保など、団体全体に関わる役割について負担感が高いことも報告されています。

「子どもの応援」と「クラブ運営の負担」は別の話
子どもの試合を見ることや、上達を応援することには喜びを感じても、送迎・当番・会計・会場準備などまで負担が大きくなると、家庭によってはスポーツを続けること自体が難しくなります。

クラブ選びでは「競技」以外の情報も重要

スポーツクラブを探すとき、最初に気になるのは競技や活動場所だと思います。

しかし、実際に長く続けることを考えると、それ以外の情報もとても重要です。

入部前に確認しておきたいこと
  • 練習は週に何回あるのか
  • 保護者の送迎はどの程度必要か
  • 練習時の保護者当番はあるのか
  • 試合や大会はどの程度あるのか
  • 会費以外にどのような費用がかかるのか
  • 保護者会や係の役割はあるのか
  • 体験は何回までできるのか

こうした情報が最初から分かっていれば、保護者も安心して体験に申し込みやすくなります。

「保護者負担が少ない=良いクラブ」ではありません

もちろん、保護者の関わりが多いクラブが悪いということではありません。

保護者同士で子どもを応援したり、大会運営に関わったりすることを楽しんでいる家庭もあります。

大切なのは、どの程度の関わりが必要なのかを、入部する前に分かることではないでしょうか。

各家庭の働き方、兄弟姉妹の有無、車の有無、休日の過ごし方などによって、負担に感じる内容は大きく異なります。保護者の関わりが多い・少ないこと自体ではなく、家庭とクラブの活動スタイルが合っているかを確認することが大切です。

ブイボが「保護者目線の情報」を大切にする理由

ブイボでは、単にクラブ名を掲載するだけではなく、

  • どこで練習しているのか
  • 何年生から参加できるのか
  • どのくらい保護者の関わりが必要なのか
  • 会費はいくらなのか
  • 体験はできるのか

といった、保護者がクラブを選ぶときに知りたい情報をできるだけ分かりやすく届けたいと考えています。

子どもが「やってみたい」と思っても、保護者が活動内容をよく分からないままでは、最初の一歩を踏み出しにくいものです。

だからこそ、チーム側から保護者へ、活動の実態を分かりやすく伝えることも部員募集では重要なのではないでしょうか。

小学生のスポーツ参加には、子どもの興味だけでなく、保護者の送迎・当番・費用・活動場所なども関係しています。

「体験に行ってみたいけれど、入った後が分からない」。

そんな保護者の不安を少しでも減らし、子どもがスポーツに触れるきっかけを増やすこと。

ブイボでは、福岡市・糸島市のスポーツクラブについて、保護者が知りたい情報を少しずつ集めていきます。
出典・参考:
公益財団法人 笹川スポーツ財団 「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究 2017」
「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究 2021」

※55.6%、53.1%、51.9%は、2017年調査におけるスポーツ活動をしていない小学1年生の回答です。

笹川スポーツ財団 2017年調査を見る
笹川スポーツ財団 2021年調査を見る